――そして日本に戻ってきて。宮本さんは突発性難聴と診断されました。
たいへんでしたね。
宮本「ご迷惑をおかけしました。自分でもびっくりしました。いまは
大丈夫なので、心配は抜きでパフォーマンスを見ていただけたら。
心配をかき消すくらいの勢いを見せられたらいいなと思ってます」
高木「さすが」
――宮本さんが休んでいるときのみなさんはどんな気持ちだったのでしょうか。
高木「寂しかったよね？」
金澤「寂しかった」
高木「りんちゃん（宮本）が楽屋にいないのも、ステージ上で
いつもは目が合うところでいないのも寂しかった。佳林はすごく
大きく動くから、横目で見てもわかるんですよ。佳林がいないだけで
Juice=Juiceじゃないみたいな感じがしちゃうんですよね。
だから無事に帰ってきてくれてよかったです」
――イジる相手もいないし。
植村「そうなんです！喋ってもスベることが多いんですけど（笑）、
それがないだけですごい寂しくなって。りんちゃんに連絡したら
ダメかなってみんなで話したり」
金澤「電話する？　いや、それはダメだって何回もなったりね」
植村「病院だったらどうしようとか言って。あらためて大切さに気づきましたね」
高木「優しいから病院でも出ちゃうと思うんですよ。だからそれはやめようと」
金澤「でも不安でしたね。帰ってきてくれるかなっていうのはありましたし。
誰よりも佳林ちゃんが悩んじゃいそうだなと思って。そっちの精神的な面で
心配で。すごく気にしちゃいそうだから、どういうふうにくだらないLINEを
送ろうかとか、いろいろ考えたりしてました」
植村「帰ってきてくれてよかった。あのときなにもわからなかったもんね」
――そのくらいだったんですね。
高木「いつ帰ってくるかもわからないし、帰ってくるかどうかもわからなかったので
こわかった。だからいまここにいてくれて本当にうれしい」
宮本「私自身も、神経のことだから、どこまで復活できるのかは
わからなくて。早く出たいと思っているのにストップがかかったりして。
焦って出たことでその後に迷惑をかけてしまうわけにはいかないし、
治るかなっていう不安があるなか過ごしてました」
――動いてないといろいろ考えてしまいますしね。
宮本「自分自身の今後についてすごい考えました。青春というか、
小さな頃からこれしかやってこなくて、それを取られてしまったら
どうなってしまうのっていう不安はすごかったです」