（中1の頃のクラスはハチャメチャで自分たちのことを「伝説」と
呼んでたくらいだったという話から･･･）

――「伝説」の中で、加賀さんは話題の中心じゃないですか？
「うちのクラスからも、とうとうアイドルが出たよ！」みたいに。
加賀　そうでもないですよ。というのも、中1のときは芸能活動を
やっていることが周囲にバレていなかったから。私がハロプロ研修生に
なったのは中1の冬で、2月からは舞台が始まったんです。この舞台の
稽古のために、学校を早退することが増えてきたんですよ。だけど私、
「アイドルやってるんだ～」とか言うのが恥ずかしかったんです。
――なぜですか？
加賀　なんでなんだろうな～。今思えば隠す必要もなかったんですけど、
そういうのが恥ずかしい時期だったんでしょうね。あと私の学校には
アイドル志望の子が全然いなかったから、珍しく思われただろうし。
舞台で早退するときは給食のあとでいなくなることが多かったんですけど、
「ちょっと親の用事で」とか「病院に行かなくちゃ」とか適当なことを
言って、ごまかしていたんです。
――いつバレたんですか？
加賀　中2になってからです。他のクラスの人たちが、いつも早く帰る
私のことを不審に思って調べたらしいんですよ。バレたら、おもいっきり
バカにされましたね（笑）。研修生うんぬんよりも、モーニング娘。の
オーディションに落ちたことのほうが面白かったみたいで、「モー娘。 モー娘。」
って冷やかしてくるんです。最初はイラッてきたけど、そのうち慣れました。
バカを相手にしてもしょうがないですし（笑）。