つばきファクトリー　谷本安美　インタビュー（抜粋）

（モーニング娘。のオーディションを受けた時は
親からは全部1人で行けるならいいよ、
と言われて1人で東京に行ったということで･･･）

――実際、1人での東京はどうでしたか？

　めっちゃ大変でした。それこそ初めて1人で
バスに乗って、電車に乗って、エアポートへ
行って飛行機に乗って、東京に着いてからも
電車に乗って･･････というのが本当に大変で。
初めてそんなに長時間移動したので、
乗りもの酔いして、オーディション会場に
着いた瞬間にもどしちゃったんです。
行くだけでも大変でした。

――着いたときにはすでにボロボロみたいな。

　はい。オーディションが一緒だった
小野田紗栞ちゃんもそのことをおぼえて
ました。体調悪そうにゆっくり歩いてる子が
いて、それが安美だった、みたいな（笑）。

――そうして臨んだ審査はどんなふうに
感じました？

　オーディションのときは大変でも
なかったのかもしれないです。歌もダンスも
遊び程度にやっていたぐらいだったので、
なにが正解かもわかってない状態で。
なにも知らないからこそ良かったんだと
思います。ダンスとか歌を本当に
知ってる子がオーディションを受けると
なったら、もっとちゃんとしなきゃって
思っていたはずなので。私はそういう
感覚もなかったんです。

――まわりはどうでしたか？

　すごかったです。それこそ
小野田紗栞ちゃんと浅倉樹々ちゃんが
本当にすごくて、「休憩だよ」って言われてる
ときも2人でずっと踊っていて。この子たちは
すごいなって思いながら見てました。

――周囲は経験者っぽいし、オーディション
慣れしてるっぽい人もいっぱいいるけれど、
そこは気になりませんでした？

　気にならなかったと思います。合格
できたらいいかな、くらいの気持ちで
オーディションを受けたので。落ちたら
落ちただし、という感覚でやっていたので。