――メジャーデビューして最初の1～2年は
リリースペースも早かったですし、常に
グループのイメージを更新していくような
高揚感もありましたよね。

　そうでしたよね。それに、忙しくて余計な
ことを考える暇もなかったので、順調に
活動できてました。

――でも、また調子がどうなんだろうという
波がやってくるわけですか？

　何年か経ったときに、パフォーマンス面も
もっとちゃんとしていかないといけないという
ことで、グループで話し合いみたいなものが
あったんです。そこで強めの言葉を言われた
こともあったんですね。そのときがすごく
大変でした。

――山岸さんも言っていた2019年春
あたりのメンバー同士の話し合いですかね。
マネージャーさんに促されて話し合ってみたら、
思いのほかお互いでぶちまけすぎて
しまったという。

　まさにそれです（笑）。子供だったって
いうのもあるんだと思いますけど、みんなが
みんな子供だから、自分のことしか
考えられなくて、グループで考えられて
なかったと思うんですよね。それぞれが
頑張らなきゃっていうのがあって、言い合いに
なっちゃったんです。「やめたら？」って
言われたりもしました。

――ええ！相当ハードなミーティング
だったんですね。山岸さんは今は笑い話に
できると言ってましたが。

　もう時効かなと思って言っちゃいました（笑）。
私はあまり発言しない側の子だったので、
そのときに意見を言えてたらまたちょっと
違ったのかなと思うんですけどね。そのときに
結構やめようかなとは考えたんですけど、
山岸理子ちゃんがずっとついていてくれて、
「やめる必要なんてない」って声をかけて
くれたんです。

――優しい。

　優しいんです。だから理子がリーダーで
良かったって本当に思います。