「CD Journal」　2021年冬号　モーニング娘。’20　
佐藤優樹・小田さくら・横山玲奈・森戸知沙希・岡村ほまれ　インタビュー（抜粋）

――ともかく2020年は長い自粛期間なども
あったけれど、その間にもみなさんは変化
し続けていたわけですね。

小田「もしかしたら普通のツアーで過ごす
期間よりもスピードが早かったというか。
超大事な寄り道をした気がします。
マリオとかでもブロックを壊してコインを取りに
いったりするじゃないですか。ああいう感じ。
今年は必要なものを取りにいきました」

――ずっと走り続けているとできなかった
ことができた？

小田「走る以外の行動がわからなくなる前に、
一回止まってジャンプの方法を覚えるとか、
そんな時間でした。後ろを向く時間もありました
けど、前向きになれましたね」

佐藤「優樹は一回も後ろ向かなかったよ」

横山「それはすごい」

佐藤「家族との時間も増えたし、9年分
一緒にご飯食べたり喋ったりできたし、
離れたからこそメンバーのこともよく知れたし。
私はもともとメンバーと喋らないほうだったん
ですけど、気づくことがたくさんありました。
（自粛が明けて）一発目に森戸とご飯
行ったんですよね」

――それはめずらしい！

森戸「めずらしいどころか初めてでした」

佐藤「森戸はめちゃめちゃいい子で。
森戸って私のなかでは謎だったんですけど、
本質がある子だった」

小田「それはあるよ（笑）」

佐藤「（石田）亜佑美と小田と9時間も
一緒にいたり」

小田「私がふたりのカウンセリングしてる
みたいになりました（笑）」

佐藤「あっという間でした。お店が閉店する
までいたもんね。家族とも話せたし、メンバーの
ことも理解できたし、命の大切さも知ったり
しました。後悔しないことをしたいと思うように
なりました」

小田「だから無駄な時間はひとつもなかった
と思います」