――黒は「強さ」や「自立」を連想させる色ということで、
’18年に強くなれたと感じたことを教えてください。
「コンサートで強くなったと思うところがあります。
真莉愛が初めていただいたセンター曲『そうじゃない』を、
2年ぶりにツアーで披露させていただいて、以前は大丈夫かな、
大丈夫かなって勝手に不安になっていたものが、
今は『真莉愛を見て！』みたいな気持ちが出てきました」

――強くなれたきっかけはなんですか？
「2年前は12期が1番後輩だったので、先輩に迷惑をかけない
ようにしなきゃとか、勝手に思いながらやっていたんです。
でも、つんく♂さんが『そうじゃない』についてコメントしている
番組を見て、真莉愛のことを考えて曲を書いてくれたんだって、
もっとがんばらなきゃって気合が入りました。もう1つは、
モーニング娘。で真ん中の立ち位置をいただいた時、
もっとかっこいいところを見せられるようになりたいと
気持ちが変わったからだと思います」

――ちなみに、つんく♂さんのコメントは、どんなもの
だったんでしょうか？
「『牧野は大人たちにこういう人だって決めつけられることが
多いかもしれないけど、本当は“そうじゃない”って思って
いるんだろうな。そう思って曲を書いた』って話されていました。
それを聞いて涙が出てきました。お母さんより真莉愛のこと
分かっているかもって（笑）。真莉愛も気づいてなかった
心の奥の何かを起こしてくれて、強い気持ちで歌えるように
なったし、歌以外も堂々といけるようになりました」

――モーニング娘。のメンバーは、変化に気づいてくれましたか？
「佐藤優樹さんが『変わったね』って言ってくれました。
いろんな人のことをちゃんと見ているので、細かいところも
気づいてくれますね」