――そして2024年6月加入の島川波菜さんです。
加入から今日に至るまでの日々をどのように
感じていましたか？

島川「加入しますとなった時、同時に
相馬優芽も入るということも聞いたんです。
相馬優芽は“Hell Project 研修生発表会
～春の公開実力診断テスト～”でまこと賞を
もらっていて、研修生時代から歌もダンスも
光るものがあって上手なんです。でも、
私は実力診断テストで賞をいただいて
ないし、ダンスも研修生でいちばんできない。
歌は好きだけど、そこまでうまいわけでも
ないので、入ると聞いた時はどうしようって
思いました。仲良し7人組の、しかも大先輩の
なかに入るというのも緊張しました。これから
長い時間をともに過ごしていくなかで、
先輩後輩の差が埋まるのか心配で」

――ハロプロ研修生に入って間もないですし。

島川「はい。私は歌もダンスも習った
ことがなくてゼロからのスタートだったので、
ダンスの先生には怒られまくりで、つねに
頑張らなきゃという毎日でした。オーディションの
時に、これからパフォーマンス力がある人と
同じ環境でやっていくわけだから、すごく
頑張らないといけないけどどうですかと
聞かれて、そこでいいえというわけには
いかないから（笑）、やりますと答えたんです。
言ったからにはやらなきゃと思って。
その言葉への責任感もあるので、今も
頑張ってます。ロージークロニクルに
入ってみたらみんながフレンドリーに接して
くれたので、とけこめているとは思うんですけど、
歴の差を顕著に感じたのは11月11日に
デビュー・シングル発売決定の発表が
あった日です。私たちの単独イベントで
発表があったんですけど、私と相馬優芽は
研修生に入ってからロージークロニクルに
加入するまでが3ヵ月くらいでしたし、長年
頑張ってきたメンバーたちと同じ温度で
喜んでいいのか、そこで私が泣くのは
違うんじゃないかと思ってしまって。でも、
発表の時にメンバーがぎゅっと集まったん
ですけど、その輪に入れてくれて、一緒に
喜んでいいんだと思って泣いちゃいました」

――とても素敵な話ですね。島川さんから
したら後ろめたさみたいなものがあったかも
しれないですが、それはあとから入った
人だけの感覚かもしれないですね。

橋田「そう思います。（在籍歴は）関係なく
メンバーなので」