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末満健一「ハロプロ版LILIUM初日は客席から拍手も起きずキャストみんなも「面白くなかったのかな?」と戸惑って不安になってました」
投稿日 2023年4月17日 15:59:32 (ハロプロまとめトーク)
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原作ありの舞台では、所作から声色から何もかもを原作キャラクターに寄せるという演技方法もありですが、
『TRUMP』は作品ごとにキャスティングが変わりますから、同じキャラクターでも演じる役者によって違ってくる表現を楽しんでもらえればと。
『LILIUM』再演もオーディションでキャストを一新しました。初演のときは叙述トリックなどでお客さんに大きな驚きをお届けできました。でも、今回の再演では多くのお客さんが話の内容を知っている。それはタネがバレている手品をするようなものですよね。
だから再演の新約版ではギミックに頼れない分、密度とクオリティで勝負しなくてはならないと考えています。初演の衝撃は、初演だからこそできたことですから。──そんな衝撃を与えた『LILIUM』はそれまでのTRUMPとはまったく違うものになりました。
モーニング娘。とスマイレージ(現・アンジュルム)のメンバーでの上演で、アイドルが吸血種を男役、女役ともに演じるのも初めてでした。まだあの時代、アイドルが演劇に出演したり、アイドルだけで舞台を演じること自体が珍しかったですね。今はかなり定番化してきましたが。
僕はアイドル演劇黎明期ともいえる当時のタイミングで、『LILIUM』をほとんどが10代のハロプロメンバーで上演するという機会をいただきました。TRUMPシリーズって、観ていただいたらわかるんですがどの作品もダークでハードな作風なんですよ。
だからアイドルファンのみなさんにとっては、アイドルがそういった演目に挑戦するということ自体がセンセーショナルだったのかもしれません。
大きな反響がありましたし、そのときのインパクトがあったからこそ、後にシリーズ15年目でのリメイク上演にもつながったのかなと思います。──初演の際、クライマックスが衝撃的すぎて初日に客席がしばらく沈黙してしまった、というエピソードがありました。
あれはハロプロファンのみなさんが、アイドル演劇という枠組みでは初めて観るような悲劇的な内容の舞台に唖然(あぜん)としていたのと、
(初日だったので)カーテンコールのタイミングを客席側も取り損ねてしまったのかと。
真相はわかりませんが、拍手が起きなかったこと自体は事実で、終演後のキャストはみんなが戸惑っていましたね。
“お芝居が面白くなかったから拍手がなかったのかな?”って不安になっていました。
https://fumufumunews.jp/articles/-/23755?page=3
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Source: ハロプロまとめトーク
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